新規事業開発 | 用語集②

このページでは、一般的に新規事業や起業家、ベンチャーキャピタルの方々が使用する用語と略語の持つ意味とビジネスでの使われ方をSEEDATA代表の宮井が解説します。

重要なことはこの言葉の意味を覚えることではありません。その背後にある考え方や何故そういった視点で企業の業績やパフォーマンスを管理する必要があるかという視点を学ぶことです。一方で、こういった単語ばかりをやたらと振り回す人がいたら、本当に中身のある話をしているか、略語の説明をしているだけではないのか、注意深く耳を傾けましょう。

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失敗しない新規事業部の立ち上げ方(ホッキョクグマ)

新規事業を立ち上げの際に担当者が陥りがちな失敗を項目ごとに解説(全25ページ・493KB)






アーリーアダプター

初期少数採用者

「アーリーアダプターはSEEDATAでも大切にしている概念です。普及理論の中で一番最初に採用してくれる人がイノベーターで、彼らは商品が不完全でもむしろ自分でカスタムするという生産側に近い人です。

対してアーリーアダプターは、カスタムしたい、いじりたいというより、完成したものを最初に受け入れてくれる人を指します。アーリーアダプターのよいところは、送り手側が想定しなかった使い方や価値、意味を見出すヒントをくれる可能性があるため、グロースしていく段階においてはいちばん重要なセグメントといえます。

SEEDATAの定義するトライブはどちらかというとイノベーターに近いのですが、SD/SAのいうアジアントライブはアーリーアダプターに近い存在です」

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アクイジション

顧客獲得

「POBの段階でちゃんとアクイジションを意識できているかどうかは大切です」



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アクセラレーションプログラム

ベンチャー企業の事業を急成長させるためのプログラム

「世界で一番有名なアクセラレーターはテックスター。主に大手企業が、起業家やスタートアップに対して当該企業のリソースを活用するビジネスコンテストを行い、原則出資し、サポートするというスタイルです。アクセラレーションプログラムについて詳しく知りたいという方は、『オープンイノベーションの最強手法コーポレートアクセラレーター』を読んでください。

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アクティブユーザー

主にソーシャルサービスなどで、ある期間内に1回以上のサービス利用があったユーザー(AU)

「定義的には『期間内に訪問やセッションが発生したユーザー』がアクティブユーザーです。アプリやサービスの広告などで「1000万ユーザー」などと紹介されているものの多くは登録者の総数で、アクティブユーザーは意外と少なかったりするので、消費者として利用するときはこの違いには注意しましょう。1000万人登録していても実際にアクティブなユーザーは10万人という場合もあり得ます」

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アジャイル開発

仕様変更リスクを最小にしようとするソフト開発手法。

「アジャイル開発とは、リーンスタートアップのような世界観に対応して、その場の状況や顧客の反応に応じてシステムを作っていくということで、あらかじめ完璧に設計した計画に基づいてやろうとしないということです。

以前はアジャイル開発自体が新しかったのですが、今ではわりと当たり前の考え方になっています。もともとソフトウエアで使われていたこの考え方が、ありとあらゆるものに応用されるようになってきて、現代では、商品開発もサービス開発も事業開発も、すべてアジャイル型になってきています。たとえばオフィスでも、最近はがらんどうのオフィスを提供し、自分で組み立てるようなところもあります。アジャイル型はもはやある種の前提として考えたほうがいいですね」



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アセットライト世代

資産を最小限にし、身軽な生き方を選ぶ世代。

「この考え方についてはトライブレポートの捨離男(シャリオ)で分析していますので、今後ご紹介していきます」

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アップセル

商品を売るときの手法のひとつ。顧客が最初に希望した商品よりもさらにグレードアップした商品を勧めて販売することで、客単価を上げることができる。

「MVPを行う際にアップセルまで確かめことは難しいのですが、MVPがうまくいったときにどのようなアップセルが可能なのかを考えておくことは、その後の成長に大きく影響します。より大きな商品を売る可能性があるアイデアなのかどうかは常に考えましょう」

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アテンション・エコノミー

情報過多の中で、人々が“意識的に払う注目(アテンション)”の限界やその争奪戦が起きているという状態。

「一時期流行った言葉ですが、単に情報過多ということで、この言葉にそれ以上のことはありません。新規事業用語の中のAIDMAでも、注意を向けてもらうだけでなく理解してもらう必要があると解説していますが、それ以前にもはや注意さえも向けてもらえない、AIDMAの前の段階さえも厳しくなっているということです」

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アンカリング

最初、もしくは同時に提示された特定の特徴や数値(価格)、情報が印象に強く残ってしまい、意思決定や判断に影響をおよぼす傾向のこと。

「マーケティングや営業セールスを行う上で、自分の売っている商品を高く見せるのか安く見せるのかを決めるのがアンカリングです。

仮にまったく同じ商品だとして、「定価5万円のものが2万円」というか、「定価2万5千円のものが2万円」というのかでは2万円に対する感覚がまったく違います。基準点をどこに持つのか、どこに今消費者がアンカリングしているのかを意識しましょう」

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イグジット

ベンチャービジネスや企業再生などにおいて、創業者やファンド(ベンチャーキャピタルや再生ファンドなど)が株式を売却し、利益を手にすること。

「IPOの項目で説明していますか、かつてのベンチャーのイグジットはIPOでしたが、最近はM&Aもあります」

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イノベーションカーブ

スタンフォード大学のエベレット・M・ロジャース教授が著書“Diffusion of Innovations”(邦題『イノベーション普及学』)で提唱した、イノベーションの普及に関するカーブ曲線。

「商材によりこの通り波及しないことは結構多いので気をつけましょう」

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イノベーションのジレンマ

「すごくざっくりいうと過去の成功体験にとらわれてはダメということ」

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イノベーター

革新的採用者

「イノベーターとは即ちSEEDATAのお客さんたちのことです」

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インカムゲイン

利息

「よくキャピタルゲインと対比されますが、インカムゲインは定期的に入ってくる収入なので安定的です。

スタートアップも新規事業も、インカムゲインを定期的に得ることで事業を安定させるということを考えましょう」

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インキュベーター

独自の創造性に富んだ技術、経営ノウハウ等を持つベンチャー企業の旺盛な起業家意欲に着目し、経営アドバイス、資金調達へのアクセス提供、企業運営に必要なビジネス・技術サービスへの橋渡しを行う団体、組織。

「イノベーターとの違いは自分で実行しない人も含まれていることですが、まだ見ぬ潜在的な価値や技術を見出したり、育てて大きくしたりする人がインキュベーターです」

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インサイト

カスタマー自身も言語化できていない深い潜在的な課題。

「インサイトはSEEDATAにとって非常に重要な概念なので、詳しくはトライブレポートの解説をご覧ください」

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インセンティブ

人の意欲を引き出すために、外部から与える刺激。

「たとえば資料問い合せや、よりユーザーの活動を活性化させるなど、人が何か行動をするときにはインセンティブがあるということを頭に入れておきましょう。新規事業や新サービスを考える際は、ユーザーにとってきちんとインセンティブがあるかという観点でみるといいです」

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インタラクティブモック

モバイルアプリやスマートフォン対応サイトのモックアップ。

「簡単にいうと画面遷移が分かるように紙芝居を作ること。手書きでもパワポでもキーノートでもよいですが、キーノートで作ると素人でもそれっぽくできるのでオススメです。

最近は専用のツールもたくさんリリースされていますが、ツールを使うことが目的になってしまっている人もいます。

インタラクティブモックを作るうえで重要なキーワードは、「ニーズ」と「検証されたニーズ」の違いです。

たとえば「最近このセグメントの人たちは散歩中に写真を撮りたいといっています」といった消費者のニーズがアンケートで得られたとします。それを「手軽に鳥の写真を撮れたら喜ぶだろうな」と勝手に解釈し、テストしないまま実装し、失敗してしまうパターンが散見されます。実は写真といっても鳥は一眼レフでじっくりとりたくて、散歩中に撮りたいのは鳥ではなかったというオチです。

自分の解釈では、本当にそのニーズが画面に反映されているかは分からないので、それをたしかめるための素材がインタラクティブモックです。

散歩中に写真が撮れるというのはどういうことか、紙芝居や画面遷移可能なモックアップを作って実際に消費者に試してもらい、そこで「良い」となれば、ようやく検証された顧客のニーズになるのです」

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インフォグラフィックス

情報を視覚的に表現した資料

「細かい数字データや統計データなどを、単に情報がきっちり整理されているということだけでなく、デザイン的にかわいい、かっこいいなど付加価値を加えたもの。

業界事情や自分の会社の成長の軌跡のようなものを情報デザイナーに依頼して一枚の絵にすると拡散しやすい、分かりやすい、人の記憶に残りやすいという三つの効果があります」



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ウェビナー

ウェブ上のセミナー。

「最近みんな忙しかったり、全国各地にいたり、リモートワークだったりするので、ウェビナーはこれからますます発展していく手法です。実際にweb上でセミナーをしている内容を見るだけでなく、チャットで質問するとチャットの記録が言葉で残ったり、録画しておいて別の機会に再放送したりすることなども可能です。

SEEDATAは現状は顧客数が少ないことと、売っているものの単価が高いので実際に会うという方法をとっていますが、今後チャレンジしたいと思います」

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ウォーターフォール型

緻密な計画を立てて開発すること。

「あらかじめ、システムにおいてどういう機能要求が必要かなど、画面遷移などを精緻に作りこみ、その工程を逐次管理してシステム構築するという昔ながらの、大きな情報システムを作るときの設計と実装の方法のこと。

ウォーターホール型と対となるのがアジャイル型で、SEEDATAではすべてのコンセプトデザインから事業の実装までをアジャイル型で行っています」

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エグゼキューション

実行

「実施・実行のことで、計画というのは結局実行しなければ意味がありません。しかし、計画されたものがそのまま実行されるほど甘くなく、実行の品質は、当然計画の内容もありますが、それを管理する人と実行する人の質によって決まります。

設計でいうと設計士が管理して、現場では棟梁や大工が実行する、両方の質が必要ということです」

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エバンジェリスト

「簡単にいうと伝道師で、その会社のビジョンやサービスの良い点などをいろんな人に伝える人です。研修やセミナーの形をとる、会ったときに伝える、HPを作るなど多岐に渡ります。

また、特定の技術やフレームワーク、ソフトウエアなどを宣教師のように伝道する人もエバンジェリストといいます」

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エレベーターピッチ

「エレベーターピッチは、よく30秒でまとめるよう言われれますが現実的に30秒は無理なので1分で考えましょう。

そのときに、社会の抱えている問題、それに対する自分たちが提供するソリューション、そのソリューションを実行できるテクノロジー、最低この3つについては語らなければいけません。

それに含みを持たせるのは、自分は何者で何故ここにいるのかという自分自身のキャラクターです」

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エンゲージメント

ユーザーの定着・結びつき。

「好きの少し先のような概念で、好きであり続ける、場合によっては熱狂的というニュアンスを含んでいることが多いため、エンゲージメントと一言で言っても色んな指標の測り方があります。単に好きで使われているようでは企業の成長は見込めないので、熱狂的に支援してくれたり、使い方をカスタマイズしてくれたりという行動が表れてくると、エンゲージメントがあるといえます。

私はマーケッターなので、どちらかというとロイヤリティとコミットメントに分けて考えています。

コミットメントは気持ちの問題で、「このブランドを買いたい」とか、「好き」ということですね。

ロイヤリティは行動で、買い続けていてくれたり使い続けてくれることをいいます。

このコミットメントとロイヤリティのありなしで、消費者を4パターンに分類することができます。

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エンジェル投資家

個人投資家。

「個人の裁量でリスクマネーを供給する人。日本はあまりいませんが、SEEDATAが投資している日本クラウドキャピタル(JCC)は、エンジェル投資の民主化をしている会社なのでこれからこの分野はJCCを中心に活性化していくことでしょう」

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オピニオンリーダー

流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。

「オピニオンリーダーのことをアーリーアダプターという人もいますが、間違いです。

アーリーアプターの中にオピニオンリーダーはいますが、オピニオンリーダーというのは今の世の中ではどちらかというとソート(「think」の過去分詞)リーダーに近いです。

考え方として、この人はこの業界の意見を体現しているとか、少し先をいっているという人がオピニオンリーダーであり、世の中の人が考えるようなたくさん発信しているとかコラムの連載を書いている人ではありません。

アーリーアダプターというのはもう少し広い概念です。POCの段階ではアーリーアダプターよりソートリーダーのような人に話を聞くようにしましょう」

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オンデマンド

クライアントからの要求に応じて、リアルタイムにデータやサービスを提供すること

「オンデマンドはこれからのビジネスの基本です。これだけさまざまなAIやIOTなどが発展してくると、欲しいと思ったときに欲しいモノを欲しいだけ手に入れられることがすべてのサービスやプロダクトにおいて当たり前になってくるので、基本的にはオンデマンドで考えたほうがよいでしょう。

その逆転の発想で、在庫上等で100万個くらい一気に仕入れ、その結果安く売ることができて売れたというのが100円ショップですが、普通はオンデマンドがよいでしょうね」



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カードソート

サイトやアプリなどソリューションに含まれるべきパーツ(要素)をカードに書き出し、そのカードを並べ替えて、カスタマーへのソリューション提示の仕方やその他のパーツとの関連づけを検討する手法

「そういう方法もありですね」



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カスタマージャーニー

カスタマーがどのような心理状態でどのようなステップを踏み、ある行為を完逐しようとしているのかを明らかにするもの。

「サービスデザインの記事でも解説していますが(ビジネスのためのサービスデザイン④カスタマージャーニーマップの活用法)、一口にカスタマージャーニーといってもさまざまです。

事業開発のときのカスタマージャーニーはほぼキーパス・シナリオですし、「慣れ」の要素も含まれます」

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キャピタルゲイン

株式売却益

「株式や資産を売却して得られる売買差益。キャピタルゲインの対義語はインカムゲインです」

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クラウドソーシング

これまでプロが作っていたことなどを、不特定多数のクラウド(群衆)が集まって何かを作り上げていくことを指す

「今後あらゆる分野で発展していく考え方です。詳しくはSEEDATAのクラウドワーカーのトライブリサーチをご参照ください」

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クラウドファンディング

群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、クリエイターや起業家が製品・サービスの開発、もしくはアイデアの実現などの「目的」のために、インターネットを通じて不特定多数の人から資金の出資や協力を募ること

「クラウドファンディングと一言でいってもさまざまな形態があります。たとえば、身近なところでは映画などコンテンツを作る時にみんなでお金を出す委員会型方式もあれば、商品開発をしたい場合最初に応援してくれる人にお金を出してもらう応援型もあります。SEEDATAが出資している日本クラウドキャピタルのように株式交換型のクラウドファンディングも存在します。

詳しくはクラウドファウンダーとクラウドキャピタリストというトライブリサーチの解説にていつかお話します」



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クラシファイド広告

数行程度の簡素な広告を、内容ごとに分類してまとめて表示する広告スタイルのこと

「どういう文言が刺さるのか、細かいところを探すのは重要なことです」

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グロースハック

ユーザーから得た製品やサービスについてのデータを分析し、できるだけ費用をかけずに改善してマーケティングの課題を解決してく手法

「詳しくは後日インタビューする堀田さんの考えるグロースハッカー像にて解説します」

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クロスセル

「他の商品などを併せて購入してもらうこと」を意味する。 目的は、顧客当たりの売上単価の向上。 たとえば、商品の販売時や購入後のフォローアップ時に、関連商品や「この商品を買った人はこんな商品も買っています」といったレコメンドを提示することで、クロスセルを達成できる。

「たとえば、機能を考え、事実特徴を考え、情緒価値、生活価値まで考えて、最小限のMVPを作ります。それがビールだったとします。すると、その生活価値を実現するためにまだ足りないモノ、例えばそのビールにあう最高のおつまみがあったりするので、それを作ってビールを買った人にうるのがクロスセルですね。人間交際にもクロスセルの考え方は役に立ちます」

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コアバリュー

ブランドが持つ中心的な価値のこと

「コアバリューはすごく重要で、コアバリューの持たせ方とブランディングの仕方についてはホールフーズの記事をご参照ください。

注意点としては、コアバリューを最初から決めなければ事業を始められないわけではないということです。ある程度事業を進めてきた中で本当のコアバリューが見つかることはあるので、最初に決め込むことにこだわらないことも大事です」



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コウホート分析

自分たちが行った施策が、プロダクトのパフォーマンスにどのような影響を与えたのかをユーザーのグループごとに比較する考え方。

「コウホート分析はSEEDATAでもすごく大事にしています。

そもそも人の価値観から行動に影響を与える要因は、マクロで考えると3つあるといわれています。

1.時代効果……特定の年齢層や世代は関係なく今がどんな時代かによるもの

2.加齢効果……時代や世代は関係なく、年齢の変化にともない変化していくもの

3.世代効果……年齢、時代背景に関係なく、生まれた年代によるもの

コウホート自体の意味は3が近いのですが、これをそれぞれ峻別しながら分析していくという方法があります。

ベンチャーがコウホート分析をする必要はあまりありませんが、トライブ的には重要です。たとえば、高度成長期やバブル、シンギュラリティなど、社会環境の要因があり、だからスマホネイティブであるというのが時代効果ですが、コウホートはどちらかというと、SNSが浸透しているという社会環境だから、複数の自分をもっている人が多い、またはどこかで人から見られることにつねにおびえているなどを指します。トライブは時代効果、世代効果のどちらからも生まれる可能性があります」



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コラボレーティブイノベーション

協業的イノベーション

「私の言葉でいうとオープンイノベーションで、どちらかというと知っておかなければならないのはイノベーションとオープンイノベーションの違いです。

2つの違いについては私が編集を手伝った『コーポレートアクセラレーター』の第一章にも載っていますし、こちらの記事でも解説しています(日本におけるオープンイノベーションの課題)」



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コンテンツマーケティング

収益を生むユーザーに、価値あるコンテンツを制作および提供し続けることで、 ユーザーを惹きつける状態を維持し、エンゲージメントを生み出すことによって、最終的な収益に繋がる行動をユーザーに取ってもらうための一連の手法

「コンテンツマーケティングはまさにこのブログのことです」



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コンバージョン

「申し込み・登録など具体的な行動のことです」



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サブスクリプションモデル

定額制モデル(会員型)

「サブスクリプションモデルは、後述するSEEDATAのトライブ・フューチャーショッパーなどでもすごく取り上げている内容ですが、2018年現在ものすごく主流になっているモノの売り方です。サブスクリプションにすることで消費者行動が大きく変わるので、全業界の人たちが試してみるべきモデルといえるでしょう。定期購買との違いに注意してください」



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サブセット・ストラテジー

他社が作ったサービスやプラットフォームに間借りする形でコストをあまりかけず、顧客獲得を目指す事

「POBのときなど、初期の立ち上げでMVPを作る際にはすごく大事です。ただ、やりすぎるとただのマイクロ起業のようになってしまったり、その間借りしているサービスやプラットフォームの新規事業だったらいいけど、個別事業としては苦しいよねとなってしまうので要注意」



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シード

コンセプトを作りプロトタイプを開発しているステージの会社。資金調達額としては、数百万円から数千万程度

「SEEDATAのブログ内でもたびたび登場しますが、0→1の手前から前半くらいを指し、SEEDATAのPOC、POBの段階くらい。SEEDATAの場合、数千万は大きすぎると考えます」

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シェアリングエコノミー

「シェアリング・エコノミー」とは、典型的には個人が保有する遊休資産(スキルのような無形のものも含む)の貸出しを仲介するサービス

「今後はほとんどのものがシェアリングエコノミーに置き換えられると考えましょう」



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ジャベリンボード

「カスタマー」「課題」「ソリューション」「(課題の)前提条件」を一つの仮説のセットにして、 実際のカスタマーとの対話を通じて課題とソリューションを検討していくための便利な可視化ツール

「SEEDATAの場合は仮説リストを使っていますが、使いたい人はぜひ使ってください」



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シュリンク

小さくなること

「スタートアップは最初はお金をかけないでやることも大事ですが、そればかり意識してお金を使わないでいると、小さくなってしまうということ。使うべきところでは思い切って使いましょう」



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ジョブシャドーイング

調査者がユーザーの特定の活動を観察してその行動と経験を記録していく方法

「SEEDATAではPOC、POBで行っています」



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シリアル・アントレプレナー

連続起業家

「2回以上起業して成功している人のことです。詳しくはこちらの記事をご覧ください」

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シリーズA(アーリーステージ)

プロトタイプが完成しており、商品・サービス提供が始まったステージの会社。資金調達額としては、数千万円から2億円程度

「SEEDATAではPOC、POBが終わり、だいたいの組織体制や、撤退基準、このくらいの人にアクセスするとこのくらいの売り上げが上がりそうということなどが分かってきて、ブロダクトの重要な部分を作りこんでいこうという段階」

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シリーズB

商品・サービスが軌道に乗りはじめ、成長するための資金が必要な会社。資金調達額としては、会社によってバラけるが、2億円から10億円程度

「プロダクトの最初の価値が顧客に認められて、ある程度ユーザーも増えてきたので、そこで作った顧客基盤をもとに新しいものを売ったり、さらに一気に広げてシェアトップになるために大きな投資をしたりするフェーズ」

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スクラップ・アンド・ビルド

ソリューションや仮説等を作っては捨てること

「当然大事ですが、本来ビルドするためのスクラップなのに、スクラップだけする人がいるので注意しましょう」

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スケール

事業拡大すること

「スケールはすごく大事で、最近私がよく話すのは、POC、POB、POCといったときの3番目のPOCは、プルーフオブコンセプトではなくプルーフオブキャピタルだということです。

ラウンドBの段階で、このくらいお金を入れればこれだけ大きくなるとか、どんどん増えていくというスケーラビリティが見つかると投資をすることができます。

つまり、どのようにすればスケーラビリティを担保できるかを見つける作業のことをプルーフオブキャピタルと呼び、POC、POBを繰り返して、POC(プルーフオブキャピタル)ができている場合にはスケールできる要素が分かるということです。

ちなみに、スケールさせるとは、勝手に増えたり勝手に減るという状態を指します。たとえば、ユーザー同士が勧め合うことによってユーザー数が勝手に増えるからシステム投資をするとか、これ以上人が増えていってもコストは変わらないなどの状態です。

そうすると、ひとりあたりの顧客維持コストがどんどんゼロに近づき、みんなが勝手に維持してくれるのです。

そんな状態を生み出す、そのための仕組みに投資をすることが、スケーラビリティに投資をするということです」

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スタートアップ

理想的な成長曲線は キャッシュ(保有する資金)がいったん右肩下がりに落ち込んだ状態から急浮上を見せるJカーブを描 く。成功した暁には巨額のリターンを短期間で生むことができる。

「スタートアップの定義は急成長を目指している組織なので、NPOでも会社でも組織であてはまればスタートアップといえます。

急成長というのはスケールするポイントを見つけて、プルーフオブキャピタルまでたどり着くということです。そこをいち早く目指している組織のことをスタートアップと呼びます。

そのため、2、3人で自分たちが食べていければいいというスモールビジネスや独立とはかなり違い、あくまで急成長を目指すという点がポイントになります」

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ステークホルダー

企業に対して利害関係を持つ人。株主・社員・顧客だけでなく、地域社会までをも含めていう場合が多い

「新規事業考える際に、自分と最初の顧客、もしくは仕入先や中間の卸しだけで考えがちですが、ユーザーの周りにいるステークホルダーはとくにサービスデザインなどをする際には極めて重要です。SEEDATAの場合はステークホルダーだけのキーパス・シナリオなども書いたりしています」




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ストック・オプション

一定条件で株を安く買い取れる権利(新株予約権)

「コーポレートベンチャーではなく、急成長を目指す組織という意味での一般的なスタートアップには欠かせません。

総額としてどのくらい発行するかは、有識者がブログなどで発言していたり、専門家などでも相談できるので、起業する人は事前に調べておきましょう」




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ストック型マーケティング

コンテンツマーケティングなどを利用するマーケティング手法。

一度発信した情報は、ブログや動画の形で蓄積でき、質の高いコンテンツを定期的にアップし続ければ、潜在的カスタマーとの接点を増やし続けられる。

「まず、コンテンツの定義について解説すると、一般的に教養や娯楽に属する著作物を意味します。補足すると、それを受ける人の文脈、受け手が何を考えているのか、何が欲しいのか、どういう状況下に即しているのかを考え、価値のある情報を提供するのが一般的なコンテンツです。

一方、マーケティングにおけるコンテンツの定義は、読んだり見たり聞いたりできる、パッケージ化されたすべての内容物という風に定義されます。

雑誌や文章だけでなく、イベントやHPなど、顧客をひきつける顧客にとって有用な情報はすべてコンテンツに含まれるため、コンテンツマーケティングを考える場合、デジタルのことだけではないということを理解しておきましょう。

さらに、コンテンツマーケティングにはストック型とフロー型の2種類があります。

ストック型は、商品情報、ブログ、会社情報など、時間が経過しても価値が下がりにくいものを指します。

一方、フロー型は、セール情報、キャンペーン情報、つぶやきなど、時間の経過と共に価値が下がりやすいものです。

すべてストック情報にすればいいわけではなく、コンテンツマーケティングを行う際はこの両方が必要であるということを意識しましょう」

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ストラテジスト

戦略家

「単に企画するではおさまらないプランナーのこと。全体像を見ながら戦略を立てたり、分野を問わず、広範囲で行う必要もあります」

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ストリーミング

インターネット上で動画や音声などのコンテンツをダウンロードしながら逐次再生すること

「ストリーミングについてはSEEDATAのトライブ「オンラインストリーマー」をご参照ください」




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スプリットテスト

実験の対象となるユーザーを2つのグループに分けて、 プロダクトAとプロダクトBをそれぞれ実際に使わせて、ユーザーの行動を計測する手法で、ABテストともいう。

「たとえば背景に写真があった場合、ない場合、どちらが申し込みが多いかなどをテストすることですね」




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スプリント

継続的な改善

「スプリントでサービスデザインをする例に関してはこちらの記事をご参照ください」




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スプリントカンバンボード

MVPを構成するストーリーをソフトなどで実装するときの進捗を管理するもの

「SEEDATAの場合はPOCの中で行っています」




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スモールビジネス

「スモールビジネスとスタートアップは考え方がまったく違います。何度も説明しているとおり、スタートアップは急成長を目的にしていますが、スモールビジネスというのは自分、もしくは数人の社員だけが食っていければいいという独立に限りなく近いものです」




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セグメント

市場の中で共通のニーズを持ち、製品の認識の仕方・価値づけ・使用方法、購買に至るプロセス、すなわち購買行動において似通っている顧客層の集団のこと。

トライブレポートにおけるセグメントはマーケティングにおけるセグメントとはまったく違います。トライブレポートで使用しているセグメントは、トライブとして同じ価値観を持っていますが、実現のアプローチが違う人たちです。

一方、マーケティングにおけるセグメントは、簡単にいうと同じ反応をする集団という意味です」



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セレンディピティ

素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること

「以前の記事で、『起業家脳の作り方②自分は運がいいと信じていること』という話がありましたが、あれにもかなり近い考え方です。目の前で偶然起きたことを幸せだと感じる力も関係してくるし、努力の結果だったりもするので、セレンディピティはビジネスがうまくいった瞬間によく語られますね」




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ソリューションドリブン

ソリューションありき

「ようはお客さんや顧客の価値基点で考えるということですが、SEEDATAでは当たり前のことです」




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ゾンビスタートアップ

スタートアップとして始動したのに10年、20年経ってもスケールせず、そうかといって倒産もしない会社

「ゾンビスタートアップのことをリビングデッドともいいます。

たとえば、本当はスタートアップとして始めたのに、スモールビジネスっぽくなってしまい、決して潰れるわけではないけれど急拡大が見込めないという状態を指します。それなら一回畳むなり、スモールビジネスとしてやりたい人に譲渡するなりの選択肢をとり、もう一度スケールするスタートアップに再チャレンジするという考え方もあります。

リビングデッドは、死んでいるわけではないがスタートアップ的な考え方から見るとデッドという意味です。

投資家は結局、上場するなどのイグジットを目指してもらうことが目的で、ちょいちょい儲かるというような状態は求めていません」




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チャーンレート

毎月の解約率

「チャーンレートは既存ビジネスにもいえることですが、つい新規獲得ばかりにやっきになってしまいがちです。今いる顧客維持も大事ということを指標をもって確認しましょう」




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チャットボット

人工知能(AI)を用いて人間と自然な対話・応答を行うコンピュータプログラムの総称

「これからのカスタマーサービスの第一次受けや、Q&A、予約などはほとんどそれに代わっていくはずです。今後社会のあらゆるところでチャットボットは活躍することになるでしょう」




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チャネル

製品を消費者まで届けるための流通経路

「チャネル制作はマーケティングの中の4Pのひとつ(プレイス)です。これまで何度も解説していますが、ここが新規事業でビジネスモデルを作るときと、新商品開発のときのいちばんの違いです。

新商品開発の場合は既にチャネルがありますが、ビジネスモデル創造の場合はチャネルを構築しなければいけません。このチャネル構築が必要か不要かは大きな問題です。一見既存のチャネルが使えると思っても使えない場合もあるので、事前に確認しておきましょう」




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ディープラーニング

深層学習

「最近では画像処理、音声処理など、人間が分からないような感覚的な微差の部分を発見することによく使用されています。

これからありとあらゆるところにディープラーニングが活用されていくことは間違いなく、SEEDATAでもデータサイエンスに取り組んでいるところです」




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デザインスプリントメソッド

月曜日から金曜日までの5日間という短期集中型で、新規のアイデアをプロトタイプとして具体化し、実際のカスタマーに近い被験者へのインタビューを通じてアイデアの妥当性や効果の検証をするまでを高速で繰り返す

「米国系のベンチャー企業を中心に取り入れられているサービス開発の手法。短い時間で何をやるかをはっきり決めて一回目のサービスのプロトタイプを作り、簡単に顧客の声を聞いて一回目の改善まで進めるのが、デザインスプリントメソッドです。

どんどん一般化していくべきですが、サービスでなく商品開発の場合はこの期間では難しいかもしれません」




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デューデリジェンス

評価

「その企業の価値を評価するということの難しい横文字」




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トライアルカスタマー

新しいもの好きの顧客

「初期採用者のこと。必ずしも最後のお客さんになるとは限りませんが、誰を初期採用者にするかは重要です」




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ドロップシッピング

製造元や卸から直接商品を注文者のところに発送するという仕組みで、在庫を手元に持たずに商売ができる。

「以前流行った方法で、持たざる経営や小さく起業するときにはすごく有効です」

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ノンコンサンプション

顧客が代替案を持たない状態

「この言葉はあまり言わないですね」


【この記事の監修者】

宮井弘之。SEEDATA代表。


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