新規事業、新商品・新サービス開発のアイデア集②

近年、新規事業の立ち上げは多くの企業で命題となっていますが、消費者のニーズやライフサイクルの多様化により、「新規事業のアイデアがない」「どんな商品やサービスが求められているのか分からない」というお悩みをよく耳にします。

SEEDATAではこれまで、独自に定義した先進的な消費者たち(=トライブ)の調査をもとに、企業の新規事業の支援を行ってきましたが、当記事では、トライブレポートの紹介記事で紹介した新規事業や新商品・新サービス開発に役立つアイデアのみを抜粋して掲載・更新していきます。

新規事業アイデアをお探しの方はまずこちらの記事をご覧いただき、興味のあるトライブレポートの詳細につきましてはinfo@seedata.jpかこちらまでお気軽にお問合せください。

新規事業、新商品・新サービス開発のアイデア集①はコチラ


プレミアム系商品開発のアイデアのヒント

■参照記事

【トライブレポート紹介22】プレミアム系商品開発のアイデアのヒント(クラフト・ドリンカー)

クラフト・ドリンカーの調査で明らかになった、クラフト消費が非常に収益性が高いということを表すキートレンドをご紹介すると、クラフトビールには『一杯、一日、一生』という 3つのレイヤーでの楽しみ方があります。

この3つのレイヤーの楽しみ方ができるのがクラフト消費のよいところです。これができるあらゆる商品には、さまざなストーリーがあり、クラフト消費にはこういった段階があるということが非常に重要なのです。

つまり、クラフト消費は一生続く旅なので「この商品に飽きる」ということがなく、ライフタイムバリュー(顧客の生涯価値)が非常に高い設計が可能で、ブランディングしがいのある消費の分野ということができるでしょう。

まず一杯としてどう楽しんでもらうか、その日の中でどう楽しんでもらうか、一生の中でどう楽しんでもらうかという観点でさまざまな商品を作っていくことで、クラフト消費のブランドとして成功することができるのです。



農業系ビジネスの起業アイデアヒント(ネオ農家)

■参照記事

【トライブレポート紹介21】農業系ビジネスの起業アイデアヒント(ネオ農家)

農業界に今後確実にやってくるトレンドとしては、現在、鉄筋コンクリートの建物の中でかなり大規模に水耕栽培が行われ、LEDで栄養素のコントロールまで可能になり、条件を組み合わせて大量にデータがとれるようになっています。

これまで農地の少ない都会においては地産地消が珍しいようにいわれていましたが、都会で食べる野菜の一部は、すでにビルで作ることが可能になっているため、近い未来にはさらに普及していくでしょう。

そして、この技術を支えていくために、今後、データを組み合わせて最適な組み合わせを発見する農業データアナリストという職業が求められていくでしょう。

ただし、できたものをどのように消費者に届けていくか、マーケティングやブランディングの見せ方はまだまだ足りない部分があるため、作った野菜をどう生活者にみせていくかという観点でSEEDATAが支援させていただきます。

我々は農業の専門家ではないため農業ビジネスの支援はできませんが、農業系の起業のアイデアをお持ちの方や、農業系ビジネスで起業したいという方は、資金調達する際のお手伝いや農作物のブランディングのお手伝いをさせていただきます。

さらに、10年後、15年後の未来を予測をすると、おそらく、土に種をまいて野菜や果物を作るということはひとつの伝統芸能になっていく可能性があります。

車が手作りではなく工場で作られるのが当たり前になっているように、農業もおそらく工業化され、それが当たり前の時代がやってきます。そうなると、手で農作物を作るというのはある種のストーリーとしての価値や、伝統的な文化として守る形になっていくだろうというのがSEEDATAの予測です。



女性向け新規事業アイデアのヒント

■参照記事

【トライブレポート紹介20】女性向け新規事業アイデアのヒント(ママ起業家)

調査の結果、ママ起業家には、ママ起業家同士で助けあったり、ママ同士お互いにサービスを提供し合うというエコシステムが存在し、そのママコミュニティの中での起業が多いことが分かりました。

基本的にママ起業家たちは、ママ同士のコミュニティの中で自分が子どもを育てながら、社会進出をする方法はこれしかないと思っているという共通点があり、さまざまな方にインタビューした結果、以下の7つの方向性が見えてきました。

メガ型

リスクを恐れず起業し、起業家としてスケールが大きく、結果とて大きな収益を上げるママ起業家

スティール型

尊敬するママ起業家のスキルを吸収し、組み合わせ、他の誰でもない独自のスタイルを築き上げるママ起業家

「ながら」型

子どもとの時間を大切にするために起業し、育児・家事をしながら仕事をするママ起業家

チャイルドサポーター型

子どもの存在を仕事のモチベーションとし、パートナーが夫から子どもへシフトしているママ起業家

ポイント稼ぎ型

自分のための消費も仕事の一種ととらえ、ママ友コミュニティでの「ポイント稼ぎ」の消費を好むママ起業家

ビジュアル型

「起業」をステータスとして捉えている部分が大きく、実際にやってみて想像とのギャップに幻滅するママ起業

情報不足型

「起業」を一括りに考え、ママ特有の起業の在り方を知らずに起業に失敗してしまうママ起業家


ママ起業家たちは、基本的に家事育児と社会進出の両立が目的のため、そこまでスケールするビジネスをやろうという考え方をしていないことが特徴です。このことを踏まえ、一般的な起業とは違う支援の仕方をしていく必要があるといえるでしょう。

また一言でママ起業家といってもご紹介したようにいくつかの類型化ができます。新規事業を立ち上げる際のMVPはどんなに小さく見積もっても類型化の数以上あるわけですから、ママ起業家向けサービスがこのレポートからでも数十の単位で設計できると考えられます。

女性向けの新規事業や、ママで起業を考えているという方は、SEEDATAならびにSD/Vでサポートもしていますので、ぜひお問合せください。




ビジネスマン・ビジネスウーマン向け新規事業アイデアのヒント

■参照記事

【トライブレポート紹介19】ビジネスマン・ビジネスウーマン向け新規事業アイデアのヒント(多忙族)

多忙な人たちに向けた商品開発は、たとえば、ガム、チューハイ、ビール、お茶、コーヒー、目の上にのせるあたたかい布、化粧品など、さまざまな消費財において「ほっとできる」「リラックス」「癒し」という方向で商品の価値をデザインしている例の枚挙に暇がなく、もはや開発されつくされているといえるでしょう。

マスプロダクトであったとしても、細分化した最適なシーンや、その最適なシーンに合わせた形で機能をデザインしていくことが、現代のマーケティングにおいて重要な点ですが、このときに役立つのが多忙族から出てきた「幸せな1日の終わり方のデザイン」という機会領域です。

人々はどこかで「1日が終わったな」と感じる瞬間を求めていて、それは人によっては寝る直前や、シャワーを浴びているとき、ベッドでゴロゴロしている時間かもしれません。

1日の終わりを感じる瞬間は人それぞれ違いますが、「こういうシーンで、このように使用すると、こんな幸せな1日の終わり方ができます」という伝え方をすることで、多忙な意識を持っている人たちには刺さりやすいのです。詳細な説明は長くなるので省きますが、「人によって一日が終わったと感じる瞬間が多様である」ことはモダンな商品コンセプト開発業務においては、チャンスです。これを人によってシーンが細かく違う現象はマスプロダクトでは扱いにくいと考えている商品開発マネージャーは、すこし時代遅れの考えになっているかもしれませんね。

主観的多忙感を持つ人たちは「忙しかった1日が今日も終わった」と満足感を得たいのです。多忙族の中でも夜はそこまで「動き」としては多忙ではないので、夜の時間というのはまだまだデザインの余地が残されています。

夜の時間にどういったサービスや商品があれば「今日も1日頑張ってよかった」と思えるかを考えてみるとよいでしょう。

たとえば、音楽サービス、ハードウエアのガジェット、アロマ、睡眠、飲み物、夜食、入浴グッズなど、多忙な人々に「あなたのライフスタイルの中で、この時間帯を1日の終わりにしましょう。その瞬間を幸せなものにしましょう」ということが伝わる消費財をデザインしていくことが重要です。




コンテンツ配信サービスの新規事業アイデアのヒント

■参照記事

【トライブレポート紹介18】コンテンツ配信サービスの新規事業アイデアのヒント(オンラインストリーマー)

オンラインストリーマーのレポートの中でもっとも重要な機会領域が「視聴スタイルに合わせたコンテンツのデザイン」です。当時は新しく、現在ではすでに定着しているのが以下の4つの視聴スタイルです。

真剣視聴は、リビングや自分の部屋などの集中できる空間で、何時間も視聴し続ける方法で、食事のような集中力をそがれる、または離席せざるを得ない行動をスムーズに行いたいと考えています。

スキマ視聴は、移動時間や待ち時間などの隙間時間に視聴するスタイルで、視聴シーンは屋内、屋外問わず幅広く求められます。

ながら視聴は、文字通り何かをしながらの視聴です。リラックスするために行われることも多く、その場合主にお風呂場などで視聴するスタイルです。

また、ながら視聴のもうひとつのスタイルがBGMとしての視聴で、家事や作業、運動中などに画面は見ずに、音声のみを聞くスタイルもあります。

これらの視聴スタイルに合わせてコンテンツをデザインしていくヒントをご紹介します。

たとえば、現在はまだビンジウォッチのために作られたというコンテンツはありませんが、このような視聴スタイル自体は人々の生活にはすでに浸透しているため、真剣に見せたいものを作る際は、集中的に見るビンジウォッチを活用し、学び系コンテンツを半日くらい見続けるブートキャンプ的な方法が可能になっていくでしょう。

また、ながら視聴では何か作業している最中に視聴するため、耳だけで楽しめるコンテンツが求められています。ここでのポイントは動画再生を耳だけで楽しんでいるケースがあるということです。それであれば音楽プレイヤーで再生すればよいのではないかとも思いますが、視覚部分、動画コンテンツ部分にもなんらかのニーズが存在すると思われます。

スキマ視聴は、移動中などの視聴が多いため、スマホ、タブレットなどコネクティド視聴が基本です。現在は隙間時間に見られるように工夫されているコンテンツもありませんが、たとえば学び系・ニュース系のコンテンツなどは今後すごく需要があるといえるでしょう。

【この記事の監修者】

宮井弘之。SEEDATA代表。


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