2019.11.28 | DNVB

【DNVBの事例⑱】グウィネス・パルトローのキュレーションブランド・GOOP

出典:https://goop-japan.com/

今回ご紹介する「GOOP(グープ)」は、女優グウィネス・パルトロー(Gwyneth Paltrow)がCEOを務め、自社製品だけでなく、他社ブランドの食品、スキンケア、アパレルなど幅広い商品を厳選した、キュレーションブランドです。

2008年に、グウィネス・パルトローのニュースレターとしてスタートしたGOOP。当初はオススメの旅先、ヘルシーレシピ、ショップ情報などを、親しい人びとに向けて発信することからスタートしました。その精神はブランドのコンセプトにも引き継がれ、顔の見えない相手から不特定多数へ発信するのではなく、信頼している友人から友人へと、素晴らしい提案やヒントを届けるというコンセプトのもと作られています。

GOOPは、消費者の「全ての選択に意味を持たせる」ことを目指しています。

引用

「私たちは、日々の小さな積み重ねが大切であること、良い食事が心の豊かさと健康を育むこと、そして心と身体と精神の密接な関わりを信じています。

私たちは、自分たちが思う以上に、自分の健康を左右することができるのです。

ひとつひとつの選択が私たち自身を創ります。

少量でもより良いものを手に入れる事が大切であるという想いから、私たちはビューティー、ファッション、ウェルネス、ホームなどのカテゴリーにおいて素晴らしい商品を開発及び、キュレートしています」

GOOPは、われわれが日々口にする、肌につける日用品こそ、安いから、いつも買っているから、なんとなく…という理由で購入すべきではなく、すべての選択に意味(=理由)を持たせようと考えています。日用品こそ私たちのウェルネスを形作るものであり、「少量でも本当にいいものを」という哲学を持ち、いいものを長く使い続けることで最終的に健康を目指そうと提案しているのです。

このように、DNVBの哲学には、選択(choice)に関するものが多いことも特徴のひとつです。

大量生産・大量消費・大量廃棄の現代では、商品を自分で選択することに疲れた人々に対して、選択肢はシンプルな方がよく「選択の量ではなく質を考えよう」という考え方が支持されるのです。

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佐野拓海
Written by
佐野拓海(Sano Takumi)
アナリスト