2019.08.05 | DNVB

【DNVBの事例③】DNVBに必要なアントレプレナーシップ

これまでの記事では、DNVB(Digitally Native Vertical Brand)という新たなビジネスの形態が登場した背景DNVBとEC、D2Cとの違い、そして最終的にDNVBが目指すゴールについて解説しました。

このDNVBについてさらに深く理解していただくため、DNVBの持つ特徴を、事例をもとにひとつずつご紹介していきます。前回まではDNVBの生みの親ともいえるBonobosの事例DNVBとフィルターバブルの関係について解説しました。

今回はDNVBに必要なアントレプレナーシップについてです。

DNVBに必要なのはブランドマネージャーではない

当連載で「DNVBはブランド投資である」と解説しましたが、「ブランド」は会社にとってプロフィット=利益を生み出すものであり、投資対象です。ブランド資産はのれん代という形で金銭的価値が広がり評価されていくものであり、マネジメントの対象です。そのため、これまではブランドを作ったあとはブランドを管理していく「ブランドマネージャー」という職種が存在しました。

ブランドマネージャーの役割とは、ブランドの設計図に基づき、正しくブランド資産が構築されているかをモニタリングしながら、あらゆるマーケティング活動を統合していくことです。典型的なホワイトカラーの仕事ということができるでしょう。

一方、DNVBに関しては、同じブランド投資でも「これまでのブランドマネジメントの考え方では失敗する」ということを理解しなければいけません。

DNVBに必要なのはブランドマネージャーではなく「DNVBアントレプレナー」なのです。

たとえば、「bonobos」のアンディー・ダンをはじめ、「GLOSSIER(グロシエ)」のエミリー・ワイスなど、SEEDATAの現在のDNVBに関する分析はすべてCEOからおこなっています。

つまり、前回ご紹介したフィルターバブルの中で、ある種の強いスタンス、強い哲学を生み出し、そこが根本となりすべてのバリューチェーンが統合されるには、CEO自身の哲学がとても重要なのです。それができるのは、前述したホワイトカラーのマネージャーではなく、自分でしっかり哲学を発信していける、CEOの顔がしっかり立ってくるような起業家気質の人物でなければいけません。

したがって、DNVBにはブランドマネージャーをつけるのではなく、自らがブランドのアントレプレナーとして前面に出て、哲学を自分なりに持ち、スタートアップのようにリーンに動ける人物=DNVBアントレプレナ―を教育していく必要があります。

SEEDATAではこれまでも社内起業家研究をおこなっており、とくにこの分野ではわれわれの強みを発揮することができるため、ぜひご相談ください。

これがDNVBでブランド投資する際のマネージャーの特徴になります。

DNVBについてさらに詳しく知りたい方はSEEDATAまでお問合せください。

info@seedata.jpに、御社名、ご担当部署、担当者名を記載の上、件名に「DNVB開発について」と記入のうえご連絡ください。コンタクトフォームはこちら。折り返し弊社担当がご連絡差し上げます。

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宮井 弘之
Written by
宮井 弘之(Miyai Hiroyuki)
SEEDATA 代表