【トライブレポート紹介17】自動運転の未来から考える新規事業アイデアのヒント(助手席ドライバー)

はじめに~トライブレポートとは

SEEDATAは今後増えていくであろう考え方や行動を示している先進的な消費者グループ=「トライブ」を独自のリサーチによって発見、定義し、調査した結果をレポートにまとめています。

トライブ・リサーチから得られた知見を通じて、推進される企業のイノベーション活動を「トライブ・ドリブン・イノベーション」または「トライブ・マーケティング」と総称し、コンサルティング、支援を行っています。

トライブレポートの詳細と読み方については、こちらの記事をご一読いただければ幸いです。

トライブレポートの読み方

自動運転が普及すると車の目的は移動ではなくなる

今後人間の運転無しに移動できる自動運転が一般化し、広がっていくことは確かです。

助手席ドライバーはかなり挑戦的な課題で、自動運転が主流になったときに車と社内での生活者の役割はどう変化しているのかを、まだ自動運転がない今、現在自動運転状態になっている仮想の場所を助手席として、そこで人々はどう過ごしているのかという観点からリサーチをしました。

助手席ドライバーのレポート自体は大変おもしろい発見が詰まっているのですが、自動運転の開発において遅れている日本ではまだ実際に活用はされていません。ただ、この調査で気が付いたのは「助手席」という言葉を意識して使っている消費者は多いということです。

たとえばInstagramのハッシュタグに「#助手席」と入れている人はかなり多く(2018年8月現在で約23400件)、「#助手席DJ」「#助手席専門」だったり、助手席から景色や運転席の写真を撮ったり、助手席というのはひとつの独立した空間として認められているということがよく分かります。

このように助手席を独立した空間として大切にしている人たちの価値観や行動を探ることにより、自動運転の未来を探っていきました。

今回調査した助手席ドライバーたちのセグメントは、アプローチというより属性に近いのですが、助手席の楽しみ方、大切にしているものの違いで分類した以下の4つになります。

ベーパー助手席ドライバーは、自分がペーパードライバーで助手席にしか座れない、ゴールド免許で運転できない人たち。

高級車ホルダー(ジープなども含まれる)は、高級車の助手席を見せたい人たち。

エンタメ助手席ドライバーは、「#BGMはまかせろ」などのハッシュタグをつけていて、DJなどして車内を盛り上げる人たち。

DIY助手席ドライバーは、車内や助手席をDIYして、かごをつけたりするなど自分らしく使いやすくカスタマイズしているような人たちです。

ほかにも、彼氏がドライブデートに連れてってくれたとリア充自慢として助手席をアピールしている人たちなども存在します。

助手席ドライバーの調査から得られた興味深い行動や発言などをご紹介すると、ペーパー助手席ドライバーは助手席に対して後部座席との違いを明確に意識していて、「後部座席は運転手との仲の良さは関係ないけど、助手席は仲のいい相手で、自分は大統領補佐官や参謀のような感覚を持っている」と答えてくれました。

また、エンタメ助手席ドライバーの中には、車内でゴスペルやダンスを楽しむという人々が存在しました。ゴスペル仲間とドライブをして、車内でゴスペルの練習を楽しむという、まるで小さなスタジオのように車を利用していたのです。

こういったことを「何故スタジオでやらないのか」という部分に大きなヒントが隠されています。

まだ5年以上は先になると思いますが、仮に自動運転になったとして、自分で運転することが完全になくなったとしたら、「自動車というものの目的がもはや移動ではない」というキー・トレンドが必ず出てくるでしょう。

先ほどのエンタメ助手席ドライバーの人などは、もはや車を「動くスタジオ」だと思っているわけですが、「移動しながら景色が変わるのを見つつ、歌の練習をして、山の頂上に降り立って空気を吸うのが最高」というような価値観を持っています。これまで固定空間で提供されていたものが移動し、自動車が移動以外のさまざまな目的で活用される時代はいずれ到来するはずです。

現にSEEDATAでも、本当に忙しい場合はタクシーで移動して、車内でプレゼンのリハーサルをしたり、ブレストをしたりして、会議室としてタクシーを利用していることがあります。クライアントに行く際しか主要メンバーが揃わない場合もあるので、移動中が貴重な時間になるのです。

同じように、趣味を持つ人なら移動しながら歌ったりギター弾いたりすればいいし、車内がエンタメ空間になるようなサービスがどんどん出てくるはずです。

当然、安全面は考慮しなければなりませんが、全員が前を向いている必要はもはやなく、どんなレイアウトも可能になるかもしれないので、自動運転のシェアカーが広がれば、会議室をシェアで借りる感覚で、移動しながら会議するようになることが容易に想像できますし、そのような未来では社用車の選び方も変わってくるのではないでしょうか。

記事ではこれ以上はご紹介できませんが、ほかにもトライブレポートにはおもしろい機会領域が数多く掲載されているため、お問い合わせの際は、まずは気になるトライブレポート名と「〇〇ビジネスをやっています」ということをお伝えしていただければ、我々がトライブレポートをもとにビジネスアイデアをいくつかご提案し、コンサルティングさせていただきます。

あとは皆さんの会社がすでに持っているリソースと掛け合わせて、新規事業の場合はビジネスモデルを変える、または新商品・新サービスを生み出すなど、それぞれの課題に対応いたします。

たとえば、新商品を作りたいという会社の場合、SEEDATAが提携している会社とこのトライブが世の中に何万人いるかを調査し、その人たちにテストマーケティングしてみて伸ばしていくことも可能です。また、サービス開発の場合もプロトタイプを作ることができますし、ビジネスモデルの場合でも、ビジネスモデルに関する検証された知識を手に入れるPoB(Proof of Business)のプロセスに入ることも可能です。

SEEDATAへのお問合せはこちらから(コンタクトフォームに移動します)。

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宮井 弘之
Written by
宮井 弘之(Miyai Hiroyuki)
SEEDATA 代表