世界のトライブデータにいつでもアクセスできるプランニングプラットフォームSaas

SD/G

SD/Gとは

SD/Gは、SEEDATAが提供する月額の情報配信サービスです。提供する内容は、基本的に世界におけるトライブの動向、つまり先進的生活者の動向で、研究開発チームや商品開発チーム、新規事業チームでの商品開発の着想を得るためのインプットとして活用できるような内容となっています。また、配信情報に関する議論ができたり、配信情報の中で気になったものがあれば追加でのリサーチを実施することも可能です。

現在、専用のwebサイトを開発中で、本格的なサイト始動は2020年夏頃を予定していますが、すでに現在、日本の大手消費財メーカー3社からご契約をいただいています。現在のクライアントはヘアケア、嗜好品など消費財がメインですが、4月以降は自動車メーカーなども新しく契約いただく予定です。

サイト上では毎月8つのトライブ情報が更新されます。質問やコメントをいただければ、われわれが返答をおこない、場合によっては簡単な追加調査して返答する場合もあります。
実際に数名リクルーティングして生声を聞きたいといった場合や、本格的な追加のデスクリサーチやトライブリサーチをおこないたい場合は、別途費用が発生します。

現在SD/Gのサービスに、多くの研究開発機関や商品開発担当の方々から興味を持っていただいていますが、通常、大企業の商品開発や研究開発は、自社内に研究所やシンクタンク機能を持ち、自分たちの商品に関連するテーマは社内で調査をおこないます。
たとえば、家庭用の消費財を売っている会社であれば、主婦の考え方がどう変わってきているか、洗濯の仕方がどう変わってきているかなど、自社に関連することは自社で調査をしています。また、すでにシンクタンクに月額費用をお支払いし、世界のトレンド動向レポートを購入されていたりされます。

通常のトレンド配信サービスとの違い

では、これらの情報と、SD/Gの提供する情報には一体どのような違いがあるのでしょうか?一般的なシンクタンクのレポートは、現在の流行や、新しいプロダクトの紹介、注目のベンチャー企業の動向など、単なるトレンド情報に留まります。レポートを読めば、世の中のトレンドの変化は理解できますが、多くのみなさんは、既存のレポートだけでは自社の技術や自社領域と紐づけて、新商品開発や新サービス開発に結びつけづらいという課題を持っています。

一方で、われわれがお届けするのは単なるトレンドの配信ではなく、3~5年後の未来の課題にすでに直面し、独自の方法でその課題を解決している先進的な生活者=トライブの情報です。

たとえば、最近アメリカや欧米では、アルコールを飲まない若者が増えているというトレンドがあります。しかし、単純にノンアルコールや度数の低いビールが売れているという事象だけを知っても、単に度数の低いアルコール飲料を作ればいいというわけではありませんし、アルコールメーカー以外はどう自社の事業に紐づけて考えればいいかも分かりません。
「禁酒が流行っている」という事実情報だけでは、事業開発や商品開発にまで落とし込込むのは難しいのです。

そこでSEEDATAでは、トレンドをトレンドとして成立させている生活者を切り取って情報を提供します。禁酒であれば、そうした先進的な行動をとる生活者をトライブとして捉えて、彼らの考え方や価値観の変化の仮説を分析したレポートをお送りしてます。

トライブの事例

トライブとして世界で起きている大小様々な事象を理解することで、新しいターゲット像として見立てて考えることや、実際に彼らをリクルーティングして実状を聞くことができるというメリットがあります。定量的なデータよりも、商品開発や事業開発における最初の方針のヒントを示すデータとして活用しやすく、チームでも議論しやすいです。

禁酒のトレンドを例に少しだけトライブの紹介をすると、アメリカでは『ソーバーキュリアス』と呼ばれる価値観が登場しています。この背景には、アメリカ・ミレニアル世代の単純な健康志向の高まりというだけではありません。Sober Curiousという言葉にある通り、お酒を飲まずにシラフの状態でいることによって自分の体調がどの様に変化し、その結果として生活がどのように好転するかに興味を持つという価値観が広がっているのです。

では、飲酒の代わりに彼らはどのような行動をとっているのでしょうか。禁酒行動と密接に関わる変化として、ナイト・アウト(週末の夜にアウトして遊ぶ)という考え方から、ナイト・イン(インして遊ぶ)という考え方への変化があります。

以前は仕事も本気で取り組んで、金曜の夜から土曜日の明け方までは本気で遊ぶ、仕事も遊びも全力というのがクールという価値観でしたが、最近は二日酔いの時間や、酔った状態でバカなことをする時間がもったいないと考える人が増えてきています。また、長期的な健康上の問題、美容における問題が起きるため、ナイト・アウトは、その瞬間は楽しいかもしれないが、長期的なデメリットが多いと捉える若者が増えてきているのです。

一方で、ナイト・インとされるの行動は、週末の夜、一人か少人数で自宅で映画などを見て過ごしたり、これまであまり湯舟に入らなかったアメリカの人びとがバスボムを入れて入浴するなどして、ゆったりとくつろいで過ごしてセルフケアをする行動です。パブやクラブなどへ行ったとしても飲むのはお酒ではなく、手のこんだソフトドリンクなど、ナイトアウトでもアルコールを消費しない楽しみ方も登場しています。

禁酒という表面的な情報だけでは、なかなかこのような想像の広がりは生まれませんが、それを実践している人間の生活や情報をインプットすることで、新しい発想の取っ掛かりを入手することができます。

クライアントからは「トライブをどのように見つけているのですか」とよく質問されますが、トレンド情報を踏まえ、このような考え方を持つ人びとが出てきているのではないかと仮説を立てトライブに変換する能力こそが、ある種SEEDATAのユニークで特殊な能力といえるでしょう。

プランのご紹介

アメリカ、ヨーロッパ、アジアの地域における、美容、食、エコ、シェアリングなど、さまざま業界やフィールドを横断した観点で、新しい価値観の生活者(=トライブ)を、毎月8種類配信します。

価格は1社につき3名までアクセス可能なプランで月額8万円でサービスは2020年夏頃本格始動予定です。

通常、つい自社領域内の情報収集に留まりがちですが、自社商品のユーザーではないが新しい生活をしている人たちという括りで、他の業界や市場の情報をインプットできるというメリットがあります。

また、SD/Gは日本語だけでなく、NYとタイにもスタッフが滞在し、英語、中国語、ベトナム語、タイ語、マレーシア語…とさまざまな言語の情報をカバーしています。

またこのサービスの大きな特徴は、一般的な情報収集結果の提供に留まらず、ディスカッションが可能だということです。われわれは日頃からさまざまな地域の情報を多角度で調べているため、トライブ情報を見てもどのように使えばいいか分からない場合は、お気軽にご質問いただければ、メールやオンライン電話などでご回答します。

私たちは、商品開発や新規事業に特化したコンサルティングをしているため「面白い情報だが使えない」情報は提供しません。次に進める、役に立つ、有用性のある情報であることにこだわっているのも大きなポイントといえるでしょう。

たとえばアルト・ドリンカーは、お酒ではないものを飲んだりお酒のない時間を楽しむ人びとです。今発生している国と、キーワード、そしてどんな業界に関連するのかといった概要がまとめられています。
トライブは変化を体現している生活者ですが、日本国内のことであればその新しさを肌感覚で理解できても、国外ではそもそもコンテクストが異なるため、何が新しいのか理解できません。そのため、トライブレポートには、「もともとアメリカではお酒はこう思われていたが、このような契機があって変わってきている」という風に、これまでの常識とこう変わってきているというそれぞれの国の社会背景も解説しています。
アメリカでは「ソーバーキュリアス」という本も出版され、ブームになっており、彼らは飲酒習慣を辞め、「5か月お酒を飲んでいない」「お酒を飲まなくなってこんなに健康的になった」などの投稿をInstagramに投稿しています。
そのほかに、ノンアルコールの高級ドリンク市場の紹介や、関連事例としてノンアルコールバーや、CBD入り飲物の登場を紹介しています。
また、近年のトレンドとして、健康志向の高まりで瞑想やヨガをする人が増加し、それにより精神的・身体的なコンディションに敏感になり、余計アルコールの身体的な悪影響に多くの人が気付き始めてるのではないかという仮説もあります。
さらには、実際に彼らに話を聞いて調べるとどんなことが分かりそうか、どんな人を調査すればいいかを解説しています。